2012年8月15日水曜日

ワイカト博物館へ 11日目


 いつもなら登校した生徒から外で追いかけっこやバスケットボールを楽しんでいるのですが、昨晩から今朝にかけて降った雨でグラウンドが使用禁止となっていたため静かな朝となりました。今日はいつも使っている教室が会議のため使えなかったので、図書室をお借りして授業を行いました。絨毯がひいてある図書室にミスティ先生や現地の学校の先生たちは靴のまま入るのですが、生徒たちは入り口で靴を脱ぎ、そろえて並べていました。まだまだ絨毯の上に靴で上がることに慣れない生徒たちでした。

 
 今日の英語の授業の内容は、"Kiwiana(ニュージーランド文化)"についてでした。キウィはもちろん、長靴、おもちゃの「バジー・ビー」、メレンゲのデザート、料理のレシピ本などニュージーランドらしいものについてのクイズなどをしました。昨日乗馬の時に履いた長靴もニュージーランドの文化の1つなのだと初めて知りました。L&Pというジュースの話題が出た時、生徒の1人が実物を持って来ていたので、みんなで少しずつ味見をさせてもらっていました。あと数日の滞在中に、授業で習った "Kiwiana"に1つでも多く触れて帰りたいという思いを持ったと思います。



 モーニングティーブレイクの後に、バスでワイカト博物館に行きました。バスにはニュージーランドのハミルトンを本拠地としているラグビーチーム"Chiefs"のロゴが入っていました。思わずバスの写真を何枚も撮る生徒もいました。ワイカト博物館では、マオリ族の学芸員の方にマオリの神話、遊び、挨拶などを英語とマオリ語で大変分かりやすく教えていただきました。展示物の中に150年前の戦闘に使われた巨大な木彫りのカヌーが修復されて展示してありました。オリンピック開催期間中に何度もカヌー競技が放映されていたことからも、ニュージーランドの人々にとってカヌーがとても身近なスポーツであることを感じることができました。


 博物館からの帰り道にある生徒が、「先生、もう終わりですね。早いですね。」と話しかけてきました。博物館の見学時間が短いと文句を言っているのかと思ったら、帰国の日が迫ってきていることを言っていました。冗談で「じゃぁ、延長する?」と聞いてみると、「できるんですか?お金かかりますよね?」と真剣に悩み始めました。まだまだ学びたいという意欲があればこれから先チャンスはいくらでもやってくると思います。「僕たちは基礎英語だけしか日本で学んできていない、基礎英語だけでこの世界を生きていくことはできませんね。」と言った生徒もいました。英語力はまだまだですが、コミュニケーション力はどの生徒も確実に身に付けたと思います。これからの英語の学習にさらに熱心に取り組み、英語力もコミュニケーション力も身に付けてほしいと思っています。


 明日はミスティ先生との最後の授業とさよならパーティの準備を行います。日本で準備してきた昔話や皿回しなどの練習をする予定です。

1 件のコメント:

  1. L&Pおいしかったですか?
    私は好きです。
    明日が最後の授業なんて・・・早いですね。
    まだまだだと思っていました(勝手に)
    明日も頑張ってください。

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